松本FP事務所「蓄財のネタ帳」

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複利と単利と満期時一括課税

金利に関して、改めて気がついたことがあったので、計算し直してみました。税金を絡めて、話を複雑にしてみます。

【例題】100万円を3年間運用します。年利率は3%です。さて、満期時の元利合計はいくらでしょう? 今回は税金20%を考慮します。すなわち、受け取れる利子は0.8(80%)です。

・1年単利の場合

  100万円×{1+(3/100)×3×0.8}=107万2000円

・1年複利の場合

  100万円×{1+(3/100)×0.8}^3=107万3742円

・半年複利の場合

  100万円×{1+(1.5/100)×0.8}^6=107万4194円

・毎月複利の場合

  100万円×{1+(0.25/100)×0.8}^36=107万4578円

・毎月複利で、満期時一括課税の(すなわち途中では税金を納めない)場合
  まず、税引きされる前の元本合計を計算します。
  100万円×{1+(0.25/100)}^36=109万4051円
  得られる利子から、税金を引いた上での元利合計は、
  100万円+(109万4051円-100万円)×0.8=107万5240円

なるほど。

たしかに資金効率の面で考えると、途中で税金を源泉されてしまうのは不利である、という理屈は正しいようです。

商品の性格としては違いがあるものの、毎月分配型投信が嫌われるのは、この税金源泉による資金効率の悪化が原因のようですね。実際には十分儲かっているから源泉されるのですけれど。

金融資産運用において、可能な限り課税を先延ばししたい気持ちもわかりますし、先延ばしできるという錯覚もあるのでしょう。実際には、金融資産に関する課税はかなり強化されており、納税は避けて通れないはずなんですけど。

厳密な意味で複利を味方につけたいのなら、分配はうまく利用するべきだとも思います。この話は別の機会に改めてできればと考えます。


7月 9, 2006 |

記事と関係がありそうな本を展示させていただきます。


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