寄ってくるうまい話に落とし穴
タレントの羽賀研二氏が、恐喝容疑で逮捕されて以降、ワイドショーなどでその錬金術に関して大きく取り上げられています。
恐喝の内容が、未公開株のやり取りで失敗した債権を棒引きさせたとのことですが、元ボクシング世界チャンピオンの渡辺二郎氏がかかわっていたり、弁護士が同席だったりとかなり手の込んだやり口だったようです。
羽賀氏のマンションにも家宅捜索が入り、元恋人の梅宮アンナさんがタレント事務所の契約を解除したり、そのほか別なタレントの名前も上がり始めるなど、どこまでこの話題が広がるのか恐いほどです。
未公開株の売買に関しては、問題が多すぎます。
教科書的には、未公開株にはいっさい近づくな、と申し上げたいところです。
株式会社と株式の関係、会社と株主との関係、株式の値段のつき方、上場株式との違いなど、知っておかなければいけない事柄が多すぎます。
また、一般的に、儲け話を簡単に他人に話す人というのは、信用しないほうがよいですね。
銀行の普通預金の金利がいまだに1%に満たない段階で、タラレバを基礎にした「買えばすぐに倍以上儲かる」という話は、近づかないほうが身のためです。
元本保証? どのような仕組みで、誰が保障するのか?
そもそも、会社の価値とは? それが株価にどう反映するのか?
一般に運用利回りで考えてみます。
10年で1.5倍くらいの目標なら、年利回り4.2%です。これを達成するにも、それなりのリスクはあります。
経験上、信頼してもよいと思える利回りの上限は、せいぜい5年で2倍くらいではないでしょうか? これは年利回り約15%です。もちろん、リスクは飛躍的に高まりますので、その内容の理解は必須です。
短期間で高利回りを目指せば目指すほど、リスクが高まるのです。
どんなに親しい間柄だとしても、未公開株のようなあまりにもうますぎる儲け話に対しては、その裏のリスクを考慮して、出来る限り避けて通るべきでしょう。
7月 5, 2007 | Permalink
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