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2002年10月17日 (木)

1年100万円で暮らしてみる?

経済界という出版社の、「100万円で暮らす」がキーワードの書籍を2冊、読んでみました。

「年収100万円で楽しく幸せに生活する本」 実藤秀志/著

こちらの本は、今後押し寄せるデフレ、リストラ、不況、そして収入減により、どんどん年収は減っていく。だから、そのための備えをなるべく早くしましょうね、という内容が大半です。

極端な話、ワークシェアリングなどを企業が本格活用すれば、年収100万円に向けてまっしぐら、という感じになる、というシミュレーションを元に、それが非現実的な数字ではない、だから覚悟しなさい、という脅かしから入ってます。

じゃ、実際に年収100万円で暮らすにはどうするの? ってあたりは、少し薄いです。どういう節約方法があるか、に関しては、より詳しい奥様向けの本を読んでくれ、という感じになってます。

著者は公認会計士&税理士だそうですが、明らかに机上の空論で語っており、実際に生活を試みよう、という部分の説得力がいまいち、という印象でした。

2冊目はむしろ実体験と哲学にあふれています。

「明るく賢く暮らす年収100万円安心生活術」 横田濱夫/著

横田氏は、「はみ出し銀行マン」シリーズの著者で、もしかしたら有名なのかもしれません。私は横田氏の本を読んだのは初めてでした。

横田氏の場合、「本が売れて大金が入ったので脱サラしたら、その後売れなくなって貧乏な思いをした」という失敗談からスタートしており、実際に年収数100万円で家族を養っていたという経験から、努力すれば、欲を捨てれば何でも安く済ませられる、という方向性で論じてます。

節約の実例もそこそこ豊富で、こっちは実際にやってみると節約になるかも、と思わせます。

2冊、ざっと読み終えたところで感じたのは、やはり本人が無駄だと思えば、お金は使わずにすむのだ、ということでした。移動は徒歩、服も毎年買う必要はない、流行を追いかけて必要以上にCDなどを買う必要もない、などですね。

ただ、あまりに行過ぎた緊縮家計を考えてしまうと、精神的に煮詰まってしまうのも事実です。個別事情で譲れない部分は、深く考えないほうがいいでしょう。

2冊に共通していたのは「借金は可能な限り作るな」という点です。収入の範囲内でで生活するというのは、個人的には当たり前だと思ってるんですけど、それができない人って、そんなに多いんですかね?

※リンク調整しました。横田濱夫氏はいまいずこ???(2014/04/02追記)

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