床屋
思えば、駅前の値段が安い床屋ってのは、いつぐらいから広まったんでしょうね。
人は必ず髪の毛は長くなるし、よっぽどの不精モノか倹約家でもないかぎり、床屋や美容室のお世話になります。前に住んでいたところでも、10分も歩けば床屋を5件も見つけられます。
それだけ、床屋の技術を持っていれば独立自営が成り立つ、ということなのでしょう。
ただ、やはり組合などがあり、どの床屋に行っても値段が同じで、そこには競争原理が働いていない、という現実もありました。床屋の選択の基準があるとすれば、その店の人との相性、くらいでしょうか?
バブルが弾け、それが給料などに跳ね返り、収入が減ってくると、必ず必要な散髪代というのも、節約したくなります。
床屋のほうも、技術は取得したものの、まとまったお金が借りられないなどの理由で、自宅での開業を断念せざるをえない人が多いのでしょう。
そういった諸事情がかさなり、駅前にスペースだけ提供して、床屋がそこで腕を振るう、という仕組みが出来ていったのでしょう。土地代は、床屋を集める人が負担し、大量の人員で客の人数をこなす。そうすれば、散髪代を安く出来る、というしくみですね。
特に自分のファッションにこだわりがない人ならば、安い床屋で十分だ、と考える人が多いのでしょう。本日も繁盛していた、駅前の安い値段の床屋を見るとそう思います。
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