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2002年12月14日 (土)

年金に損得勘定は必要か?

年金というものが、いまいちよくわかりません。

私が解釈するに、年金というのは、長年社会貢献してきた人が、定年退職なりリタイヤしても、その後の生活に支障がないよう、ある一定額の生活費を補助する仕組みなんだと思ってます。その財源は、いまのところは現役世代が納める保険料ということになっています。

ところで、士業など、70歳、80歳になっても続けられる仕事で、十分に稼げる場合は、本来、年金はいらないはずです。政治家などは、年を取っててもそれなりに稼げるいい例ですね。また、売れっ子作家がベストセラーを連発したときに入る印税や、昔流行した歌がいまだにカラオケで歌われる場合、作詞家、作曲家に入る印税は、けっこうな額になります。

新聞投書などでも、不動産所得が年間5000万円にもなるため、年金をいっさいもらっていないおばあさんの話を読んだことがあります。

すなわち、個人個人によって働けなくなったときの事情というのが、異なるわけです。年金がどれだけ重要か、という度合いも異なってくるのです。

一方、サラリーマンとしてごく普通に働いてしまった人たち、特に優れた能力も無く、与えられた仕事をそつなくこなすことのみで給料をもらえてきた人たちが、定年退職してしまうとさぁ、大変です。本当に定年までに貯めた自分の資産と、年金のみで生活しなければならなくなります。

最近、年金の損得勘定について、いろいろ記事が出ています。80年代生まれの人たちが、普通に厚生年金を納めた場合、自分たちが年金をもらうのは、納めた保険料の約6割程度になる、そうです。

でも、冷静に考えたらおかしな話です。だって、厚生年金や国民年金は、個々人の積立ではないのですから。

その時代背景、政治情勢、経済状況などによって年金額が変わって来るのは当たり前です。

繰り返しますが、現在の年金は、われわれの社会をこれまで良くしてくれた、リタイヤ世代に対して、現役世代がそのお礼として、保険料を支払い、労をねぎらうものです。自分が支払った保険料と、実際に受け取る年金額は、比べるべきではありません。

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