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2002年12月22日 (日)

日米マスコミの違いが中村の大逆転を生んだ

私は、近鉄の中村選手がFA宣言したとき、おそらく大リーグ入りを目指すのでは? と思ってました。その予想、寸前までは大当たりでした。しかし、本当に大どんでん返しという感じで、近鉄残留という結果になりました。

最終的に近鉄残留という決断をしたのは、近鉄梨田監督の5時間もの説得だと思います。もちろん、中村選手が私が想像していたよりも大リーグ入りに真剣でなかったことや、家族の協力が得られそうもなかった点なども、どこか引っかかっていたのかもしれません。

中村選手が近鉄残留を決断させた背景にはほかにも、「報道」というものに関しての日米の違いがあったと思います。

日本では、比較的簡単に報道規制が取れます。この情報は期日までは絶対に出さないでください、ということが、比較的ちゃんと守られるのです。情報を出す側と報道する側の力関係にもよりますが、報道規制を守らない報道機関と縁を切ることも、当たり前のように行われます。

しかしそれは本来、自由競争で行われる報道、という意味合いからするとおかしな話です。報道者の努力によって得た情報は、スクープとして報道されてしかるべきです。そして、アメリカは自由競争の国です。

今回、中村選手が問題にしたのは、「メッツ公式HP」で、中村選手の契約がほぼ決まった、という点が「報道」された点です。中村選手は、これをメッツの一方的リークと判断しました。そして「約束を破るような球団とは契約しない」という結論を下しました。

アメリカの他の一般誌は、これは中村選手の思い違いだと指摘しています。メッツ公式HPのニュース欄は、あくまで大リーグ機構の専属記者による報道であり、メッツ公式リリースではない、ということです。

ですが、中村選手は日本人であり、今回のFAは自分の価値観を信条として動いています。メッツ入団に向けて健康診断までして、いよいよ阪神と近鉄に断りの電話を自分で入れようとしていたその寸前に、メッツ公式HPの情報で日本のマスコミが騒ぎ出してしまいました。阪神の星野監督からも、直接「あの記事は本当か?」という電話があったようです。それは、中村選手にしてみれば、「段取りを狂わされた」と感じても仕方がありません。

中村選手って、生真面目で気難し屋でへそまがりなのかもしれません(^^;;; 最終的には、とてもすばらしい判断をしたとは思いますが。

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