値幅の制限には2段階あった
株式売買において、ストップ高、ストップ安というのを聞いたことがあると思います。
これは、1日での値動きに制限がかかっており、それ以上価格変動させないようになっているのです。これを通常、制限値幅といいます。
実は、1回の約定ごとに関しても、値幅の制限があったのです。正直、知りませんでした(^^;;;
約定ごとの制限値幅は、厳密には更新値幅といいます。次回の約定は更新値幅の範囲以内でないと、約定できないことになっているのです。
ただし、これを厳しくやりすぎると、更新値幅が事実上の制限値幅になってしまいます。そこで、一定時間約定がなく、売買のバランスの関係上、大幅に値段が動きそうな場合、約定せずに更新値幅の分だけ、値段を動かしていくのだそうです。
このときの値段を、特別気配値といいます。特別気配値というのは、私も聞いたことがあったのですが、改めてその仕組みを知ったという次第です。
制限値幅、更新値幅という、2種類の値幅によって、急激な株価変動を防いでいる、というわけです。
« いまどき10万円で十分なのね? | トップページ | 500万円以上投信を買えってことか »
「FPよもやま話:金融資産運用」カテゴリの記事
- 久しぶりに投資の話(2022.01.22)
- 日経平均がついに3万円台に(2021.02.18)
- 経済的自由、ファイナンシャルフリーは本当に自由か?(2020.08.20)
- 相場が急落したらアセットアロケーションの基本に立ち返る(2020.03.13)
- 億り人をうらやむのか、具体的な目標にするのか(2019.12.19)