読売新聞敗訴! 見出しに著作権はない?
当たり前なのか、それとも意外なのか、元編集者としては判断に苦しみます。
最新の報道によりますと、ニュースの見出しを無断でコピーして情報を流すことは著作権侵害にあたるか、という裁判において、著作権侵害に当たらない、という判決が出たそうです。
ニュース見出しをコピペして、そのリンクを貼り付けておいて情報を提供する側としては、画期的な判決です。
また、見出しなんてものはほとんどの場合、記事を書いた人の案は編集長に却下され、適当に直されている場合が多く、「著作権は個人に帰属する」ということを前提におけば、たしかに見出しに単独で著作権を認めるのは、無理があるような気がします。
その一方で、同じ内容の記事に対して、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞などなど、見出しには各社ごとに個性があり、見出しだけでどこの記事かわかる、という場合もあります。ただそれは、ぼーっとして読んでいると非常にわかりにくい個性です。
読売新聞は控訴するそうで、さらに裁判は続くので、今後の成り行きに注目したいところです。
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