銀行金利か、配当利回りか?
たまに銀行金利を調べてみると、その低さに愕然としてしまいます。
大口定期の10年ものでさえ、0.232%です。
例えば、この金利で100万円預けると、倍の200万円になるには、どれくらい時間がかかると思いますか?
(注)大口定期なので、実際の預入れは1000万円以上です。
複利だとしても、約310年かかってしまいます。
銀行預金に関しては、とにかく減らしたくない資金を預ける、それのみに利用するしかないようです。そうだとしても、格付けの低い銀行はつぶれるリスクがあるのですから、銀行そのものも慎重に選ばなくてはいけません。
さて、銀行大口定期の10倍以上の金利があり、しかも税金まで優遇されているものがる、と聞いたら、興味がわかないですか?
金利の部分は、正確には「配当利回り」ですが。そうです。株式です。
現在、10万円以内で1単元が購入できる株式銘柄のうち、配当利回りが2.32%を超える銘柄が、ざっと70以上あります。しかも、配当所得は総合課税の扱いが可能で、場合によっては源泉徴収分が戻ってきます。確定申告が面倒だという人でも、現在、源泉税率が10%となっていて、銀行預金の金利に対する源泉税率20%の半分です。
もちろん、配当を当てにして買ったとしても、銘柄の価格は常に変動するというリスクがあり、最終的に売却したときに損失となる可能性があります。が、もともと定期預金に何年でも置いておこうと思っていたお金ですから、そんなにすぐに換金することはないはずなんですよね。
すぐにでも必要なお金と、しばらくは使わないお金を区別して、しばらくは使わないお金は利回りの高いものに移しておく。そういう習慣を、徐々につけていったほうがよいと思います。
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