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2004年5月10日 (月)

投資は財産の増減、投機は資金の増減

投資も投機も、最終的にはファイナンシャル・リテラシーにつながります。ただ、その違いがさらにはっきりと説明できるようになった気がします。

買ったものからの収入を期待するのが投資。収入が得られるから、財産であり資産となりうる。収入が得られない買い物は負債。これは、ロバート・キヨサキ氏が良く使う言葉です。

買ったもの、そのものの値上がりを期待するのが投機。投機は、基本的に商いと同じ理屈で、売買の差額を所得として貯め込んでいく。

ほとんどの人が、投資と投機をごちゃまぜにしている気がします。ごちゃまぜにしているから、その方法を誤るわけです。

安いものを買い、高いものを売るのは、投資も投機も同じですが、投資ならばナンピンはOK。投機ならばナンピンは厳禁です。

手元に使えるお金を増やしたい場合は、投資ではなく投機をするべき。さっさと使いたいだけ増やして撤退するべきです。

キャッシュフローが十分にある人は、余ったお金を投資に回して、将来の自分のために財産として貯える。その財産が新たなキャッシュを生み出してくれるかぎり、基本的に手放さない。

投資と投機の違いを十分に理解し、両方ともバランスよく行うのが理想的なのでしょう。

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