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2004年6月 5日 (土)

文章に残すことの重要性

先日、北朝鮮に拉致されていた女性と、北朝鮮に残された家族との対面をどうするかについて、女性と政府が話し合っていましたが、報道などにより政府に真意が伝わっていないとして、その女性がわざわざFAXでコメントを出していました。

その女性本人の直筆でもなく、署名捺印もなく、ワープロ、しかも関係者に代わりに入力してもらったらしい文書にもかかわらず、本人の名前がしっかり入ったその文書により、政府が右往左往しました。

改めて、しっかりと文書によって意思を伝えることの重要性というものを強く感じた次第です。そして偶然にも、似たような文書の重要性を、商品先物取引で体験することになりました。

商品先物取引では、毎月1回月初に、残高照合通知書という書類が届きます。残高照合通知書には、前月末段階における建玉、預かり金、値洗い金、帳尻金などが書かれています。

そしてその書類には、点線により分離できるハガキ(回答書)がついています。今回の残高照合通知書の内容に不明な点はないか、出金したいか、何か意見はないか、などを、署名捺印の上、回答書を返信する仕組みになってます。

今回、取引員その1の方には出金指示を書きました(窓口担当との会話により、約3倍になったら元本相当を引き出してもよい約束になっていた。ディーラーはそれを知らない)。そして、取引員その2の方には、指図が気に食わない、枚数が多くて手数料が高くなる、サポートは画面操作や顧客の疑問点に答えるだけで十分だ、といった普段のうっぷんを晴らしておきました(主に前担当営業の話だったが、名指し非難はしなかった)。

取引員その1のほうは、久しぶりにやらかしてくれました(^^;;;

6月3日、久しぶりにかかって来た電話は、自己紹介から始まりました。前任ディーラーがなんと出世したらしく、同僚の別担当者からの連絡だったのです。

「先日回答書でご連絡いただいた出金指示についてですが、来週、確実に指定口座に入金いたします。」

よっしゃ~。これで取引員その1のほうは元本取り戻した~。と思ったら、かましてくれました。

「ところで~、今晩のOPECで増産が決定すると、確実に明日の相場は下がります~。新たに10枚売り建てしませんか~」

をい、帳尻金からの出金処理をするはずの顧客に向かって、新たに10枚売り建てろってか(--;;;

「最低でも70万円、うまく行けば2倍取れます~」

だから相場に絶対はないのだから、預けてる金額ぎりぎりまで建てさせるのは止めろっつーの(--;;;

「その話には乗れない。まぁ、追証1回分でストップロスかけてくれるなら、5枚まで新規売り建てしてもよいけど」

と言ったら、しぶしぶっぽい口調で、しかもこんな客からは早く離れろ、というイメージで電話を切られました(^^;;; 

それにしても、営業に口頭で出金を伝えていたら、もっとすったもんだしたかと思うと、文章で出金指示をしたのは正解だったな、と改めて思いました。

さて、文句たらたらのハガキを送った取引員その2のほうにも、動きがありました。

6月4日、現営業担当から急遽、夕方に会いたい、という連絡があったのです。

取引員その2の方は現営業担当になってからウマが合うというか、毎日話を聞いては、自分でリスクを考慮して売買していました。ところが、最低限の売買のつもりだったのに、手数料が莫大になってました(--;;; こりゃいかん、と思い、営業サポートをなしにする料金体系に変えるよう、連絡を取っていたのです。

当初は、営業サポートがない売買における注意点などの説明だと思ってました。また、チャート分析で話をしたいということも言われていたので、私のほうもチャート解析本を用意して、そのつもりで面談を受けました。

話も一息ついたところで、「ところで~」と、私が送った回答書のコピーを見せられました(ひ~(^^;;;)。

私が特に名指しなどせずに文句ばかり書かれていたので、現営業担当と何かあったのか、先方で問題視されてしまったそうです。

まぁ、現営業担当に関して、彼がどう思っているかはともかく、一方的にウマが合うと思っているのは事実ですが、それを差し引いたとしても

・枚数が増える市場間サヤ取り推奨は疑問
・純粋に手数料を自分で意識的に抑えたい
・預けてるお金をある程度取り戻したい
・損益はすべて自分でかぶるのだから、余分な指図はいらない

という話をして、納得してもらいました。ただまぁ、急に飛んでくるほど現営業担当が恐縮しているようなら、あえて名指しで文章を作っておくべきだったか? とも考えてしまいました。

もちろん、個人攻撃をするまでもなく、商品先物業界が全体として手数料稼ぎ営業に走っていることには違いなく、顧客がそれについてどう考えているかを伝えることは重要だと思います。

ともあれ、回答書という、顧客側の意思を伝える道具があるのですから、これを有効に使うべきなのでしょう。

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