今週のM.I.Q.:良い借金、悪い借金
本人がちゃんと返すつもりでいるのが、よい借金。返済の見込みがちゃんと立っていて、確実に実行できることが条件。
返せる当てがかなり低いのに、借りてしまうのが悪い借金。日常の生活レベルを維持したいがために行う借金は論外。せめてクレジットカードの支払いは1回で終えるよう、計算して借金するべし。
問題は、ビジネスをするための借金ですね。銀行が現在、金を貸さないのは、「ちゃんとビジネスプランを立てられる借主がいないから」という現実もあるのです。
信用取引口座を開くのは、すなわち、株式売買をビジネスにするということだと、思います。
今週のM.I.Q.では、「信用」の文字が抜けてますが、説明している内容は信用取引口座を利用した投機です。
黒場先生がおっしゃるとおり、1ヶ月で34%以上の値動きをする株は、たくさんあります。具体的には次のとおりです。
Yahoo!ファイナンス:値上がり率/全市場/月間 ※この表は毎月更新されます。
2004年5月終値と6月終値の比較で、東証1部上場のうち19銘柄が、東証2部上場のうち33銘柄が、JASDAQのうち50銘柄以上が、34%以上の値上がりを見せています。
もちろん、こんな値動きをする銘柄をあらかじめ見つけるためには、いろいろな資料にあたり、調査をする必要があるのですが。
「高校生に信用取引を勧めるのはいかがなものか?」という意見もあります。たしかに未成年の信用取引口座の開設は認められていません。でも、彼らはあと5年もすれば成人です。それに厳密には勧めたのではなく、内容を紹介しただけです。
来週より実践編だそうですが、どのような展開になるのでしょうね? さすがに証券会社に連れて行くことにはならないと思いますが(^^;;;
最後に、クロパンダさん、実在会社名の誤植は、ちゃんと直してから単行本化するよう、手配しておきましょうね(^^;;; あちこちで指摘されているのでしょうけど念のため。
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