FPフェア、私の2日間(1)
9月11日~12日、幕張メッセにて、FPフェア2004が開催されました。
今回のテーマは、「めざせ! FP実務のプロフェッショナル~自立する生活者とのかけ橋へ~」。ファイナンシャルプランナーがFP実務で稼げるようになるために、先人たちが何をどう、努力してきたのか、もしくは、今後どのような努力をすればよいのか、といった趣旨のセッション(講義)が多かったように思います。
では、私の、この2日間を振り返ってみます。
最寄駅にだいたい8時30分、幕張には9時30前に着いてました。以前は新松戸から海浜幕張まで直通の電車がなかったのですが、ダイヤ改正により直通電車を作ったようです。知らなかった(^^;;; でもその直通電車のおかげで、乗り換え回数も減り、予想よりも早く到着できました。
受付を済ませ、コングレスバッグ(ガイドブックやレポート用紙付きファイルなど一式が入った紙袋)を受け取ったら、その足でオープニングセレモニーを見に行きました。初参加だったこともありますが、今年の8月より、FP協会の理事長が加藤寛氏に変わっていて、新理事長がどのようなことを挨拶として語るのか、興味があったのでした。
郵便局民営化のさいには、郵便貯金が流動化するから、そのときのためにファイナンシャルプランナーが投資教育の先頭に立てるようになっていてほしい。という話でした。
その話と関連するのか、今回は日興コーディアル証券がプラチナスポンサーとなっており、コングレンスバックの中にあらかじめ、日興コーディアル証券による証券仲介業の資料が入っていました。ファイナンシャルプランナーには、積極的にリスクの担い手を育ててほしい、ということなのでしょうか?
加藤氏は、竹中大臣の師匠とも言える人であり、その竹中大臣主導で、現在の金融財政が行われている、ということも、何かと深読みしたくなってしまいます。
オープニングセレモニー後の最初のセッション(基調講演)では、藤原和博氏が登場、よのなか科の授業を体験することになりました。最初の挨拶で、長崎出身のフォーク歌手と対面したときの話を紹介し、場の雰囲気を和ませてからのスタートとなりました。
地図を渡され、ハンバーガー屋の店長となり、どこに出店すればいちばん儲かるか考えよう、ということになりました。いきなり横1列に座ったメンバーで相談せよ、と言われたときにはさすがに面食らいましたが、車の流れ、人の流れなどを検討し、どこがいいのかみんなで考えました。
この授業は、もちろん答えもありますが、自分で考えることが重視され、その過程に正解はありません。ハンバーガー屋を立てようとした場所の良い点、ダメそうな点などを自分で考えるようにすることが重要です。
授業の内容はその後、その店がいくらくらいまで稼げるか、というところまで進みます。なかなか興味深い話もありましたが、長くなるのでこの辺で止めます。
結論としては、人の付加価値をどうやって引き出すか、そして、ファイナンシャルプランナー本人の付加価値をどのようにして引き上げるか、みんなで考えましょう、ということになり、そこでセッションは終了となりました。
その努力を続けられるなら、いずれは認められるファイナンシャルプランナーになれるのかもしれません。
※リンク切れは処理しました。なお、こちらで加藤氏、竹中氏、藤原氏の著作について紹介します。(2014/05/05追記)
« FPフェア無事終了 | トップページ | 紹介:加藤氏、藤原氏、ついでに竹中氏の本 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 履修計画:春期卒業論文本指導申込を済ませました(2021.01.16)
- 年末の歌番組を総括する(2021.01.07)
- 新年のご挨拶・2021年(令和3年)(2021.01.01)
- 波乱の2020年の終盤に日経平均が今世紀高値更新(2020.12.29)
- 2年ごとの恒例,野村総研の富裕層調査が出たところで富裕層の定義について深堀する(2020.12.22)
「FPよもやま話:そのほかいろいろ」カテゴリの記事
- 経済的自由、ファイナンシャルフリーは本当に自由か?(2020.08.20)
- 高卒採用を27年ぶりに再開する静岡銀行のお話(2020.01.28)
- 気になるお金の話題を集めてみました(2020/01/12)(2020.01.12)
- 今後のFPフェアへの参加を再検討します(2019.10.22)
- FPフェア金沢に参加しました(2019.06.13)