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2005年2月 5日 (土)

分散のすすめ

運用に絶対はありえません。だから、あらゆるものを分散しておきたいところです。

収入を増やし、支出を減らし、なんとか手元に残った可処分所得。では、それをどのように使いましょうか? そういう観点からまず始めましょう。

・資産の分散
可処分所得をすべて、ある目的だけのために使ってしまうのは、あまり良い考えではありません。適度にいろいろな目的のために使いましょう。

まず、自分の将来のために、金融資産に変えましょう。次に、今の自分のために現物動産へお金を使いましょう。なお、ここでの動産は主にぜいたく品、趣味嗜好物欲を満たすものと考えてください。多少は今の自分へのごほうびがないと息抜きにもなりません。そして、せめて自分の住まいを確保するために、現物不動産にお金を使います。

動産、不動産に関しては、レンタルでも購入でもよいでしょう。

当サイトは証券仲介業の情報提供サイトですので、この後は、金融資産に分けた可処分所得について述べていきます。

・目的の分散
金融資産を、まず日々の暮らしに必要な生活資金と、将来必ずかかる費用である必要資金、そして、当面使わないことが確実な余裕資金とに分けます。

運用の対象になるのは、あくまで余裕資金です。この余裕資金がなるべく多くなるよう、動産、不動産、生活費への出費のバランスを考えることが必要になってきます。

・銘柄の分散
余裕資金は、これまでの論理立てから考えると、すべて投資に回せる金額です。なぜなら通常、生活資金、必要資金は預貯金に入れられているからです。

では、余裕資金は何で運用するか、といえば、ここでも分散が必要です。株式、債券、保険などに振り分けます。

もちろん、株式、債券には、ファンドすなわち投資信託も含まれます。そして、最近では不動産投信、商品先物ファンドなどもありますが、不動産投信と商品ファンドは上級編として当面は考えなくてもよいでしょう。

・通貨の分散
生まれ育ち、暮らしている国で使われる通貨を、運用の中心にするのが当然です。しかし、インターネットなどの発達により、マネーは簡単に国境を越えます。ですから、円にこだわる必要はありません。より金利の高い外貨にも預けることを考えたほうがよいでしょう。具体的にはドルとユーロ。それ以外の通貨を扱う場合はさらなる研究が必要です。

・時間の分散
最後に、時間分散です。時間分散は、賛否が分かれるところでしょう。私は、タイミングなどわからないので、毎月コツコツ買ったほうがよい、という考えの持ち主です。

ここまでせっかく分散について考えてきたのですから、最後の仕上げを1回のタイミングで済ませるのはやめましょう。少々時間をかけて、金融資産をコツコツと買い続けていくのが、大きな失敗をしないコツだと私は思います。

以上のように、資産の分散、目的の分散、銘柄の分散、通貨の分散、時間の分散と、ていねいに考えていけるならば、運用についてそれほど怖れることはなくなるでしょう。

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