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2005年5月 5日 (木)

事故は事故、何もかも憎いのか?

列車脱線事故は、最終的に死者107人、負傷者460人にも膨らみました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷者のみなさまの1日も早い全快をお祈りいたします。

遺族の方々、JR西日本がとても憎いでしょう。マスコミの人たちも、JR西日本のあらゆるずさんな面を報道し、今回の事故が人災であり、JR西日本の責任追及に躍起になっています。

ですが、責任追及の細部をよくよく考えてみると、なんとなく首をかしげたくなる報道もいくつかあるのです。

・運転士が2人、脱線列車に乗っていたにもかかわらず、現場に残らず、通常業務に戻った点

たしかに、独断もしくは上司の指示を仰ぎ現場に残り、負傷者を助ける手伝いをすることも出来たかもしれません。連絡のやり取りをした上司も、現場をより深く把握しようとせず、運転士の出勤を優先させたのもどうかと思います。しかし、それ以前に2人は被害者です。あの電車に乗ってたのです。必要以上に責任追及するのは酷というものでしょう。

・懇親会を中止できなかった点

ボーリング大会中止の判断をできなかったのは、さすがにまずいでしょう。既に事故のニュースが入っていたはずで、のんきにボーリングなどやっている場合ではなかったのは確かです。たしかにJR西日本の人たちで、しかも比較的近い線路区間の人たちだったようです。ですが、非番の人たちの行動をわざわざ指摘して報道するのもどうかと思います。そうまでして遺族の気持ちを逆なでしたいのでしょうか?

以上の2つは、会社がいかに今回の事故に関して非常に鈍感で、対応や調査が後手に回っていることを、あからさまにJR西日本の企業体質がいかにおかしいかを追求しようとする人たちに槍玉に上がってしまったように思います。

確かに、JR西日本の対応は何かと甘く、人命尊重の意識がとても低いようです。それにはおそらく役員や幹部が気が付いたので、今後、正していかなければならない課題と認識しているはずです。ですから、過去、JR西日本のスタッフがどうだった、という話は、もう必要ないんじゃないかな、と思います。

・遺族の連絡先を公開しない点

とある遺族が遺族同士で連絡を取りたいと、JR西日本に遺族の連絡先の公開を申請し、JR西日本側が断ったとのことですが、これは当然のことではないでしょうか? ただでさえ、個人情報保護が叫ばれている中で、おいそれと情報公開できないというのは正しいです。むしろ、そうやって流れ出た情報が詐欺などに使われたら、JR西日本がさらに追求されるネタになるだけです。

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