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2015年8月18日 (火)

国際分散投資を国内上場ETFで済ませるという選択肢

↓こちらの続きです。

国際分散投資でよい、に至った経緯をどれくらい長く語るべきか

金融資産運用では、最低でも分散投資するべきです。

ここでの分散投資とは、自身の金融資産を、預貯金など債券ベースの安全型金融資産と、株式などリスク型金融資産に分けるという意味です。もっとシンプルにいうと、金融資産は債券と株式に分けて持ちましょう、という話になります。

では、国際分散投資とは何か。

それは、債券、株式を、それぞれ、国内由来の金融商品と海外由来の金融商品に分けて保有することです。

つまり、国内債券と海外債券、国内株式と海外株式の4種類の金融商品で、金融資産を運用しましょう、という話なのです。

いよいよ、「では、具体的に何を買えばいいのか?」という話になります。私の結論は次の通りです。

国内債券:普通預金やMRFで十分ですが、直近の資金用途がない場合は定期預金もしくは個人向け国債にしましょう。

国内株式:初心者は東証上場の国内株式に投資するETFにしましょう。もし、経済新聞やマネー雑誌で情報を得るのが趣味にできそうな人は、個別株式の銘柄分散投資がお勧めです。

海外債券:東証上場の、海外債券に投資するETFにしましょう。

海外株式:東証上場の、海外株式に投資するETFにしましょう。

上記のとおりが、今後10年以上、生き残るであろう金融資産運用の基本方針になります。
余力がある人は、以下のものを加えてもいいでしょう。

国内REIT-ETFと海外REIT-ETFを追加
海外債券を、先進国債券と新興国債券に分割
海外株式を、先進国株式と新興国株式に分割

以上、国内債券を除いて、現在ではすべて、東証に上場しているETFで済ませられます。

あとは、私なら松井証券に口座を持つ人が見られる、上場投信ガイドや、
もしくは、誰でも見られるモーニングスター社のETFニュースなどを確認して、
今現在の信託報酬等が低いものとか、分配金が出るものとか、自分の予算で買えるもの、などの条件を絞って、

銘柄を選択すればよいでしょう。

例えば、次のような感じです。モーニングスターなどで調べられる、信託報酬等の低いものの中から選択するものとしました。繰り返しますが、国内債券のみは、ETFがないため、定期預金か個人向け国債で済ませます。

国内株式:1348のようなTOPIXに連動するETF

海外債券:1363のような米国債に連動するETF
 ※1677は海外債券に連動するETFですが、現状、単元当たり予算が高すぎます。

海外株式:1550のような海外株式指数に連動するETF

国内REIT:1398のような東証REIT指数に連動するETF

海外REIT:1555のような豪州REIT指数に連動するETF
 ※海外REIT指数連動ETFの良いものが上場されたらそれに乗り換え。

(2015年8月18日現在)

もちろん、上記は、分配金があったほうがよいとか、予算の都合があってとか、さまざまな要因によっては、通常の投資信託に置き換えても構いません。ただ、投資信託は毎年目論見書が改定されて、最新の目論見書が手元で確認できない場合は買い増しができないなどの不便もあります。
もっとも、最初から積み立て投資が念頭にあれば、あらかじめ積み立て契約が可能な投資信託のほうが便利でしょう。

ETFの場合は、毎年念のために取引に関する契約関連の書類が届くのを除いて、どんな銘柄をどんなタイミングで買ったり売ったりしても、おおよそ問題にならないので便利です。そして、1単元ずつの予算が少ない場合は、積み立てに似た買い方もできます。

以上の、積み立て投資がよい、そして国際分散投資がよい、というアイディアは、多くの方の書籍から学びました。私の主な知識の源は、以下の本です。

これは最新の2010年版ですが、私は初版をたまたま購入しました。特に初版は当時、かなり話題になりました。

そして、近年ではこちらが決定版になるのかな、と思っています。

私は、こちらの第3版を持ってます。もっとも、著者が最近、個人でビジネスを始めてしまって以降、他の著作がなかなか受け入れられない影響が出ていて、少し残念な状況です。

その代わりになりそうなのが、SNSなどで観測する限りでは、次の本でしょう。

私自身はこの本、読んでませんが。著者がブログタイトルに「ランダムウォーカー」を使うくらいなので、基本はばっちりなのだと推測されます。

とりあえず、少なくとも、分散投資、できれば国際分散投資をやって当然、という前提の記事を書いたつもりです。あとは自分で行動するのみです。

なのですが、金融庁などの資料を確認する限りでは、国際分散投資どころか、リスク性金融商品をいっさい持たない人がまだまだ多いようです。

何が理解できれば、金融資産運用を始めるのでしょうか? そのあたりは、永遠の課題なのかもしれません。

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