日経平均がほぼ年初の株価に戻ってしまった件の雑感
2015年9月29日、日経平均がとうとう、16000円台に突入してしまいましたね。
これは、年初、2015年1月以来の株価だそうです。
約9か月前の株価に戻ってしまった、ということになります。
2012年末に政権交代が起こって以来、比較的順調に株価が上がっていた印象でしたが、ここへきて、中国の景気減速懸念などにより世界中の株価の下げ幅が拡大しています。
なにせ、8月上旬までは日経平均は2万円台でした。それが約2か月で約3500円以上も下落したのですから、振り返ったらこれは急落です。
何をいまさらのんきなことを言ってるんだ、となりそうですが、運用スタイル、運用スタンスによってはそんなものなのです。株価の先行きは神様でなければわからない、と腹をくくり、付き合っていくしかないのです。
私自身の投資スタイルを大雑把に解説すると、次のとおりです。
・日本株式:高配当銘柄に注目した現代ポートフォリオ運用
・日本債券:預貯金および個人向け国債。
・海外株式:主に投資信託。徐々に海外株式ETFへリレー乗り換え中。
・海外債券:外貨MMF、海外債券。徐々に海外債券ETFへリレー乗り換え中。
・その他:国内REIT-ETF、海外REIT-ETF。
以上を踏まえたうえでの、アセットアロケーション運用を行っています。
アセットアロケーション運用では、全資産の時価総額も当然大切ですが、売買するさいにもっと重要なのは各アセットごとのバランスを維持することです。
その対極の運用を行うのが、時価総額に常に注目し、株価の上下動をうまくとらえて資産を増やしていくトレーディングです。トレーディングならば、タイミングを見て、うまく売買をしなければなりません。
アセットアロケーション運用の場合は、売買コストをなるべく少なくするのはもちろんですが、信託報酬等の経費がなるべく安いものを長期保有する。そして、将来、いざ使おうとするときに、元本より増えていればOKくらいの気持ちで、気長に運用するのです。
以上のような感じなので、株価が下がったらそれに付き合ってしまい、運用成果が悪くなりますが、現在の保有資産がそれほど減っても実際には困らないような預貯金額を保っておけばいいのです。
それがリスクコントロールというものです。
さて、日経平均などの株価ですが、今回の下落で直近3週間ほどの安値を割ってしまいました。今後どこまで下がるかわかりません。
さすがに振り返ったらリーマンショック級の下げだった、みたいなことがわかるのは1年以上先でしょうが、現在のところそこまで経済が急に悪くなるとも思えません。が、今後年末までの約3か月で、今年の高値からの3割マイナスくらいの株価は、もしかしたらあるのかもしれない。
それくらいのことを思いながら、連日の株価の上下を観察し続けていきたいと思ってます。
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