GWが見事な飛び石で2日月曜日に相場があるので4月の雑感
それにしても、4月28日は後場から一気に雰囲気が変わりましたね。
日経平均が大幅続落、終値624円安の1万6666円 https://t.co/b5f1gfeO8y
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2016年4月28日
何を期待して株価が上がっていたのか、為替が円安ぎみだったのか。
相場格言に、「噂で買って、事実で売れ」というのがありますが、まさにそのとおりの荒れた相場になりました。
この1か月、特に11日~22日までの上昇のおかげで光明が見えていたのが、しぼんでしまいそうです。
4月1日の日経平均は、16719円からスタートしました。エイプリルフールから約600円安となり、しばらく下落が続き、15000円台にもなりました。
4月11日の週になってから、日経平均株価が上昇に転じます。このころより、月末の日本銀行の金融政策決定会合において、さらなる追加の金融緩和が話し合われて、実行されるのではないか、という噂が、まことしやかに流れていました。
14日から起こった熊本地震もなんのその、22日までは順調に株価が上がりました。その翌週の25日に17600円台まで回復したあとから、陰線が続く怪しい値動きをしました。そして、28日の日銀金融政策決定会合での「金融緩和は現状維持」という決定が報道された瞬間から、一気に株が売られました。月間の終値は上記のとおり16666円でした。
これは、期待のはしごを外された、逆サプライズになったということです。
ですが、11日~22日までの上昇により、主要な移動平均線を株価が上抜けしています。
具体的には、週足による13週移動平均線、日足による25日移動平均線と75日移動平均線を、日経平均の終値が上回っています。
よって、目先の下落メドとして、これらの平均線が機能します。
とはいえ、4月28日の、624円ものマイナスにより、そして連休に入っての海外での日経平均先物の16000円台割れかつ、そして為替も1ドル106円台突入により、そんな楽観はもろくも崩れそうな勢いです。
特に5月第1週は、月曜日と金曜日に相場が動くとはいえ、日本ではゴールデンウィーク真っ只中であり、流動性が大きく下がる可能性があります。
短期で運用を行うというのは、これほどにリスクがあるものなのです。
今後は、直近の安値の15470円前後、2月安値の14860円前後を割り込んでしまうかどうか、注意をしておく必要があります。
もっとも、株価が下がりそうだ。怖いから株はやらない、運用はやらない、となるかというと、それはまた違います。
1か月に1回、しかも少額づつの積み立てという前提であれば、怖がる必要はありません。投資先の再考は、例えば1か月3万円積み立ててるのに、翌月に積み立てる際に前月の評価額を上回らなくなってからでも遅くありません。
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