6年前の悲しい出来事に涙を流せなくなったボスの話
今年も、あの日がやってきました。
もう6年もたってしまったのですね。
6年は、かなりの長さです。干支の半分です。入学した小学生が卒業する年数です。中学生が高校を卒業する年数です。
たまたま、その6年という長さに関して、その機微を描いた小説を読んでいて、複雑な気持ちにもなります。
英語の課題図書としてKatherine Mansfield”The Fly”を読んでます。
— 松本 勝晴 (@k_matsumoto) 2017年3月11日
その主人公のボスは息子を戦争で失うのですが、息子のことを考えても泣けなくなってしまうことに戸惑うシーンが出てきます。
そんな期間が6年。
時間は癒しでもあり、残酷でもあり。
— 松本 勝晴 (@k_matsumoto) 2017年3月11日
当事者の気持ちのすべてを理解するのは無理だから、せめて忘れないようにしないと。
唯一の息子を戦争で失い、将来の希望を失った父親でも、6年という歳月を経ると、涙を失ってしまうのです。
東北での大地震は、たまたま自分が住む地方にも大きな揺れが届き、テレビでは津波など災害の状況を逐一見続け、ついには原子力発電所の事故につながるという、とてつもないことになりました。
おそらく、家族を、親族を、あの地震で失った人にとって、そして、いまだに避難生活をしている人にとって、あの災害の現実はいまだに続いている不幸にちがいありません。
幸いにも大した被害にも合わず、親族に死者も出ず、避難の必要もない私のような人が、彼らの気持ちのすべてを酌むのは、無理だと思います。
せめて、この日を忘れない、そんな思いです。
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