10月27日の衆議院選挙の結果は、石破内閣が終わるか続くか、絶妙なラインになってます。
衆院選全議席確定、自民191・立民148 政権枠組み探る (日本経済新聞、2024年10月27日 19:40 (2024年10月28日 5:25更新))
まぁ、結果を受けて、石破さんなら首相退陣を迫ったのかもしれませんが、今回はその石破さんが首相であり、その首相に直接ものを言える石破さんのような人材が今のところ、自民党内から現れないって状況のようです。
菅(すが)首相の時に、菅官房長官がいない、みたいな状況に陥ってるのに似ているでしょうか?
以下のポストは、投開票日翌日の段階の私の感想です。
一晩明けた感想。
・自民191議席は絶妙。公明24議席と合わせて石破政権継続の可能性が残った。
・一方、立憲148議席、国民28議席は大躍進。追い風すごかった。
・維新38議席はぼちぼちだよ。期待しすぎ。
・れいわ9議席、ついに共産8議席を上回ってしまったのは驚愕。
・日本保守2議席、参政3議席よかったですね。
・社民1議席しぶとい。
・で、これだけ与党が減っても、野党による政権奪回は今のところ難しい。
自民党としては惨敗といっていいと思いますが、その要因は政治資金不記載議員の過半数以上が落選したことによるのかなと思ってます。ただ、いわゆる旧安倍派5人衆のように、本当に選挙に強い人たちは当選してます。
自民惨敗とはいっても、与野党逆転による政権交代をするには、野党の議席数が少ないってあたりが、話をとてもややこしくしています。
ついでに言うと、選挙後の準備が全くできておらず、実際に野党が勝った時に政権運営をどうするのかについて、まったく話がなされてなかった印象です。
そもそも、与党を過半数以下に追い込むことのみが目標でしたから、実際に実現したそのあとのことは本当に何も考えていなかったようです。立憲も国民も維新も共産も、まとまって野党連合で政権を取りに行ける状況ではないようです。
維新、国民は、自民にも立憲にもつかず離れずの状況のようです。
よって、次の首班指名選挙がどうなるのか、全く読めませんし、そのために特別国会召集が今のところ11月11日という、すごく先の日程になってます。
これがまぁ、民意が反映された結果と言えば聞こえはいいですが、その一方で世の中はそれでもどんどん状況が動いています。予算が付くのを待ってる災害被災地もあります。アメリカの次期大統領もいよいよ決まります。当事者はいまごろいろいろな駆け引き含めて話し合いの最中だと思いますが、早く新しい政権の枠組みを決めてほしいところです。